日本庭園の形式は、時代を追うごとに少しずつ変化しています。
日本庭園を決定する要素としては、主に植物、気象、岩石、その他の自然要素をベースとし、さらには外的要素として社会的、文化的、歴史的、科学技術的な要素などもあげられます。古代から建築様式の変化や大陸からの宗教や思想の影響が庭に変化をもたらしていました。
日本庭園とは、曲線による造形と左右非対称で表現した自然そのものの風景を手本としたものです。そして日本庭園は庭園には不可欠で、水を用いずに、石、砂、植栽などで水流を表現する形式もあります。
当社では、お客様の意向に合った庭園をご提案させていただきます。
【鎌倉造園界主催、平成22年庭園展示会出展作品】
『六曲一双、屏風の庭』
竹垣を屏風に、白河砂利を池、中央の小島を池に映った月に見立て庭全体を屏風絵に
なるよう作庭いたしました。
竹の表裏の色を巧みに使い分ける事で左右から見た際の色の変化を持たせています。
展示会出展作品で決められた規格の中、細やかな技術と多くの想いを込めた作品です。
【鎌倉市 鬼頭天薫堂の坪庭】
日本古来の伝統文化である香道。鎌倉小町通りにてそのお香の伝統を伝える、鬼頭天薫堂さんの
エントランスの坪庭です。
竹垣には黒文字垣を用い、お香の伝統を引き立たせる趣きと重厚感のある庭に仕上げております。
【葉山町 M邸】
官休庵の網笠門をモチーフにしている中央の門を境に手前を平家、奥を源氏に見立て、源平合戦を描いた庭です。華やかさと侘寂とを味わえる庭となっており、まったく雰囲気の違う庭になっております。